|
術式:インプラント+歯間乳頭形成
本症例は50歳代の女性で、左側上顎前歯部
のインプラント治療を希望し、紹介にて来院。顎堤の吸収は軽微であり、歯肉の厚みは厚い(Figs.1-
2)。通法どおりインプラントを埋入するが、後に歯間乳頭を形成する上で、唇側や歯槽頂切開線は審美的に不都合となることがあるため、口蓋側よりの切開と
した(Fig.3)。
2次手術時の歯肉の状態は良好で、審美ゾーンに切開線の傷跡は認められない(Figs.4-5)。歯間乳頭を形成するために、2次手術はフラップレスにて
行い、ヒーリングアバットメントの選択を適宜行う(Fig.6)。上部構造体作製時に歯間乳頭の形態を考慮して作製することで、平らであった顎堤はインプ
ラントに沿ったスキャロップ形態を付与することが出来、インプラント間の歯間乳頭を形成することができた(Fig.7)。このように症例選択を的確に行
い、術式を工夫をすれば、インプラントであっても歯肉と調和を保った上部構造体を作製することは可能である。(Figs.8-10)。
|