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術式:フラップレス+抜歯即時インプラント
本症例は50歳代の男性で、上顎前歯部の歯
冠修復を主訴に来院(Fig.1)し、縁下カリエスならびに歯根破折(Fig.2)によりインプラント治療の可能性を求められ紹介を受けた。歯肉の生物学
的形態はシック・フラットタイプであり、破折線による周囲歯槽骨の破壊ならびに周囲歯肉の炎症は軽微であることから、抜歯後即時にインプラントを埋入する
こととした(Fig.3)。この際、当時(2002年)抜歯後の顎堤の吸収を防ぐ目的から、フラップレスにて抜歯即時インプラント埋入が報告されだしてお
り、本症例も適応症と判断し、その術式に則り施術した(Fig.4)
。最近の研究報告から、抜歯後、即時にインプラント埋入しても顎堤の吸収は防ぐことは出来ないという報告も見られるが、本症例のように、周囲組織の破壊が
軽微である場合、この術式は明らかに審美的な有意性を見ることができる。術後、4年を経過するが歯頸線の変化は皆無であり、隣在歯との調和を保っている
(Fig.5) 。
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